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出口戦略

プロジェクトの出口戦略について、考えていきたいと思います。

プロジェクトとのいうものは、永遠に続いていくものでありません。目的がありそれが達成されれば解散となります。

「晩節を汚すな」という言葉がありますが、人生において締めくくりとなる年齢に大きな過ちを起こすなということを意味します。

これはプロジェクトにおいても同じで、プロジェクトの終わりの時期というのは非常に大切です。プロジェクトの出口戦略において、考えておかなくてはならないことは大きく3つあります。

@ スコープを明確にする
スコープを明確にすることが大切です。残された期間でクライアント(お客様)、もしくはシニアメンバー(上司)から求められているタスクを完了することができかを確認します。限られた予算で動いているプロジェクトですから、しっかりと期間内に求められていることができるかということに意識を集中することが大切です。

A 風呂敷を畳む
プロジェクトのゴールが見えてきたら、極力仕事を増やさないようにすることが必要です。予算内にプロジェクトを完了させるためには、クライアント(お客様)を含めて全員が完了に向けて一丸となって進むという姿勢が必要になります。仕事を発生させる・引き受ける(風呂敷を広げる)のではなくて、仕事を潰していく(風呂敷を畳む)という感覚が大切です。

B プロジェクトメンバーと喧嘩をしない(笑)
人間関係を良好に保ちましょう。当然のことですが、クライアントと良好な関係を保ちましょう。プロジェクトで良い印象を与えることができれば、継続につながることもあれば、別の案件で仕事をいただけることもあるかもしれません。

また、プロジェクト終盤になりますと肉体的にも精神的にも疲労がピークになってきますから、プロジェクトメンバー同士でピリピリしがちです。しかし、一度でも一緒に働いたことがあるメンバーは、今後のビジネス人生において、人脈という宝になります。プロジェクトの終盤は、嫌なことがあってもぐっとこらえて、最後に変な印象を与えないように円満解散を心がけましょう。

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