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MECE

MECEとは、「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive」の略で、「ミーシー」と呼びます。日本語では、「漏れなくダブりなく」です。

経営コンサルタントの仕事ではMECEという言葉は頻繁に使用されますので、意味を理解して使いこなせるようになる必要があります。

■MECEが必要な背景
MECEは物事を検討するときに全体を「漏れなくダブりなく」検討するために必要な観点です。例えば、世界中の「全ての乗り物」について、カテゴリーごとに整理してそれぞれの特徴を述べてくださいと言われたら、困ってしまいませんか?それを10分でまとめてくださいと言われたら、それはさすがに厳しいかなと思いますよね。

その時にMECEを使うと、乗り物全体について、「漏れなくダブりなく」整理をして検討することができるようになります。

■MECEとは何か
では、具体的にどのように整理をすればMECEになるのでしょうか?
まず、乗り物を「漏れなくだぶりのない」カテゴリーに分けることから始めます。
例えば、動力源ごと、素材ごと、使用目的ごと、開発された年代ごと などと言った具合にカテゴリー分けをすることができます。

ここでは、「使用する場所」ごとに分類をすることにしましょう。
この場合、乗り物は大きく6つに分類されます。

地上で使用される乗り物…自転車、自動車、電車、観覧車、三輪車 など
地中で使用される乗り物…トンネル掘削機 など
水上で使用される乗り物…ヨット、空母 など
水中で使用される乗り物…潜水艦、海中バイク など
空中で使用される乗り物…飛行機、パラシュート など
宇宙で使用される乗り物…ロケット、スペースシャトル など

この6つの軸がMECEな切り口だということができるのです。つまり、お互いにダブることもなく、漏れてもいない状態です。一方で、上記の6つの切り口に「ガソリンで動く乗り物」というような切り口を入れてしまいますと「地上で使用される乗り物」に含まれる自動者などとダブってしまうので、MECEではないということになります。

そしてこの切り口ごとに乗り物の特徴を整理することができます。

※内容については、思いつきですので、整理の仕方のイメージとしてとらまえてください

MECE

■MECEとはどのように使われるのか

コンサルティング業界では、検討項目や課題の洗い出しをするときにこの漏れなくダブりなくMECEになっているかということが議論の出発点になってきますので、意識をしてほしいと思います。

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