若手コンサルタントに必要なビジネススキル、マインドセット、コンサルティングサービスの種類の紹介

仕事は選ばない

入社1年目のコンサルタントの仕事をする上での姿勢について、考えたいと思います。

ここでは特に仕事を選ぶべきかどうかについて、話をしたいと思います。

コンサルファームに入社した後で仕事を選べるのかという議論もあるかと思いますが、それはいったん脇に置いておきましょう。

結論から言いますと、まずは仕事を選ばない方が良いと思います。

ところで、コンサルティングファームの仕事の仕方について触れておきたいと思います。コンサルティングファームでは、ある目的のために一定の期間だけ組成されるプロジェクト形式で仕事が行われます。

そのため、一つの会社の中に異なるプロジェクトが何個も並列して走っています。

各々のプロジェクトは、業界や提供するサービスが異なりますので、プロジェクトごとに異なった経験が得られるという傾向があります。

そのような中で、特定の業界や特定のサービスについて、経験を積みたいという希望を持っている方もいるかもしれません。

ただし、私もそうですが、仕事は一回やってみなければ、どのような仕事なのかということはわからないものです。

ですから、まずは一回、その仕事をやってみるという姿勢が大切だと思います。

入社する前に希望していた仕事の内容と異なっていたとしても、仕事をアサインされればモチベーションを落とさずにその仕事を全うするようにしてみましょう。

特に仕事経験がない新卒で入社した場合には、どのような仕事であったとしても、仕事から得られる経験値が大きいと思いますので、事前の先入観を捨てて取り組むべきだと思います。

新卒の方であれば、2年間程度はどのような仕事であってもやり続けるという姿勢が大切だと思います。

仕事を実際に行っていけば、自分がやりたいと思う分野が見えてくることもあるでしょうし、行っている仕事が時には向いていないということが分かることもあるかもしれません。

どちらにしましても先入観を捨てて、仕事に取り組むことで、事前に頭で考えていたことを超えて、より実感を持って自分が次にどうのようにキャリアを築いていけばいいのかということが見えてくると思います。

また、プロジェクトが発生して、人をアサインするということは、その仕事に対してニーズが発生しているということです。

世の中のニーズ対して、自分が価値を提供してくという姿勢を確立することは大切なことです。


何故なら、自分がやりたいと思っていることが案外、世の中から必要とされていない場合にそれは仕事として成り立たないからです。

世の中のニーズと自分の適性ややりたいことをうまくブレンドしてくことで強力な、キャリアを築いていけるようになるだと思います。

ですから、まず、若手の間は特に、上司から求められていることも含めて、世の中のニーズはどのようなところにあるのかということを理解するうえでも仕事を選ばずに行っていくことが重要だと思います。

また、コンサルティングに関して言いますと、5年間程度、仕事を選ばずに経験を積みますと、どこのコンサルティングファームでも仕事をしていけるようなスキルやマインドが身に付くと思います。

このことは実は、かなりメリットがあります。それは、自分が何か新しいことにチャレンジしたいと思う場合で、それに失敗したとしても、いざとなればコンサルティングという仕事で生計を立てられるという自信になるからです。

もちろん、これは、しっかりとスキルや周りの方からの信頼を積み重ねているという前提があってこそですが、当たり前のことをしっかりと続けていけば、そこまで難しいことではありません。

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