若手コンサルタントに必要なビジネススキル、マインドセット、コンサルティングサービスの種類の紹介

QCD

ビジネス上のフレームワークの一つ、QCDについてお話します。

■QCDが必要な背景

QCDは日本語でいうと、品質・コスト・納期です。
QCDを適用することができる場面は、売手から買手へ商品やサービスといった何らかの価値が提供される際に適用することができるフレームワークです。

このフレームワークを適用することによって、なんらかの価値を提供する際に、おさえておく必要がある三大要素をしっかりと意識することができます。

■QCDとは何か

Quality(品質)・・・成果物やサービスの品質
Cost(コスト)・・・成果物やサービスを提供するためのコスト
Delivery(納期)・・・成果物やサービスを提供するための納期

QCDを考えるにあたって、身近な例をとって、考えてみましょう。
昔、牛丼チェーン店が「早い、安い、美味い」というキャッチフレーズでキャンペーンをしていたことがありました。「早い」がDelivery(納期)、「安い」がCost(コスト)、「美味い」がQuality(品質)について述べています。

■QCDはどのように使われるのか

QCDは、課題を漏れなくダブりなく(MECE)検討するための軸というよりは、仕事を進めていくうえ、常に意識をしておかなくてはならない考え方です。

上記の牛丼チェーンの場合には、Quality(品質)を一定のレベルで担保して、Cost(コスト)をおさえて、Delivery(納期)を早くするという戦略でお客様をつかもうとしました。

一方で、ブランド品やオーダーメイドのスーツなどのように、Quality(品質)を非常に良くして、Cost(コスト・価格)も高くして、Delivery(納期)は何カ月も待たせるというよう戦略をとっている企業もあります。

コンサルティングビジネスの現場でもQCDの概念は常に存在します。
前提としてクライアント(お客様)が何を求めているのかということをしっかりと把握しておくことが重要です。その上でQuality(品質)重視なのか、Delivery(納期)重視なのか、Cost(コスト)重視なのかというとこを見極めることが大切です。

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