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タスク設計(手順B・タスク詳細化)

タスク設計(手順A)から引き続き、ここでは、B 概要レベルのタスクをブレークダウンして詳細化することついて、説明をしていきます。

【タスク設計の手順】
@ 概要レベルのタスクの列挙
A 概要レベルのタスクの優先順位付け
B 概要レベルのタスクをブレークダウンして詳細化
C 詳細タスクの作業時間の見積り
D タスクの前後関係を踏まえた具体的な日時の記載
E バッファーの考慮

なぜ、タスクの詳細化が必要になのでしょうか?

それは、概要レベルのタスクではどうしても作業のイメージが具体的に出来ないことがあります。そして、ある程度タスクを詳細化しないと作業時間の見積もりも甘くなってしまいます。

そのため、着実に設計されたタスク通りにことが運ぶようにするためには、具体的な作業内容がイメージできるレベルまでタスクを詳細化していくことが必要になります。

【優先順位付けされた概要タスク】
A. 朝起きる(Must)
B. 朝食をとる(Must)
C. 洗濯をする(Must)
D. 掃除をする(Nice to have)
E. 自宅を出る(Must)

それでは、優先順位付けされた概要タスクを実際に詳細化してみましょう。

【ブレークダウンされた詳細タスク】
A. 朝起きる(Must)
 1. 起きる
 2. 顔を洗う
 3. 着替える
B. 朝食をとる(Must)
 1. 朝食を準備する
 2. 朝食を食べる
 3. 食器を洗う
C. 洗濯をする(Must)
 1. 洗濯ものを集める(洗剤を入れる/スイッチを押す)
 2. 洗濯機が回るのを待つ
 3. 洗濯ものを干す
D. 掃除をする(Nice to have)
 1. はたきをかける
 2. 掃除機をかける
 3. ゴミを捨てる
E. 自宅を出る(Must)
 1. 身支度をする
 2. 出かける

いかがでしょうか。このようにタスクを詳細化するとよりタスクが具体的になり、作業イメージがしやすくなりますよね。

そして、こうしてタスクを詳細化してみると、意外とタスクが多いなという風に思いませんか?

これはビジネスの現場でも良く起こることです。一見楽そうだなと思った仕事が、実際に手を付けてみると結構いろいろやることがあって大変だったという経験があると思います。

プロジェクトマネージャーになるとクライアントへの提案の段階で詳細タスクを洗い出し、スケジュールや要員計画までたてる必要があります。

そのため、このタスクを詳細化するという手順が、作業時間の見積もりに影響しますのでしっかりと行うことが必要です。

以上、タスク設計の6つの手順の項目の一つであるB 概要レベルのタスクをブレークダウンして詳細化について説明をしてきました。手順Cにつきましては、タスク設計(手順C)にて記載していくこととします。

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